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花よりサクラマス 2007年05月13日
ここのところ肌寒い日が続き膨らみかけた桜のつぼみの成長もとまってしまいました。花見はもうちょっと先のよう。
しかし、桜の花はまだですがここシレトコにはサクラマスがあるから大丈夫!
今、街のスーパーに行けば桜のように美しい美味しそうなサクラマスがズラッとならんでいます。
サクラマスはサケ科の魚でヤマメが降海して海で大きく成長したもので、川に上りはじめるこの時季、遡上直前までオホーツク海でたっぷりエサを食べ栄養を蓄えているので、今が一番脂がのっている美味しい旬の時なのです。
身は柔らかく脂のっているけどくどくない品のいいお味・・・とにかくとっても美味しい春の味。
ムニエル、フライ、一度凍らせてお刺身も美味。しかしやっぱり焼いてお醤油で食べるのが一番じゃないでしょうか。

知床動物日記2 こひつじ 2007年04月03日
どんどんと雪がとけています。
知床にもやっと春がやって来ました。
ぽかぽかと暖かい春の日差しを背に感じながら散歩がてら牧場まで行ってみると羊小屋から「メ〜メ〜」といつもとはちがうかん高い羊の声が聞こえてきました。
うまれてる!溶けかけの重たい雪に足を取られながら慌てて小屋に入ると子羊が2匹。どうやら産まれたばかりで体からまだ湯気がたっています。よろよろとつたない足取りで母さん羊を探している様子。
母さん羊と子羊を羊小屋のいっかくに囲い初乳を飲むのを確認してホッと一安心。
しかしこれからが本番、羊の分娩これから続々とつづくのです。

知床動物日記1オオワシ 2007年03月17日
来運(山の方)から斜里の街に降りるため車を走らせる途中、時々この大きな鳥に会うことができます。
羽の色とくちばしの太さからオオワシとおもうのですが、オオワシとオジロワシは幼鳥のうち区別がつきにくいそうで、オジロワシかもしれません。
これらの鳥は知床の冬を代表する猛禽(肉食の鳥)で越冬のため知床に毎年飛来してきます。
オホーツク流氷着岸前後の1月中〜下旬と流氷の去る4月上旬に多くなり、特にピーク時、羅臼海岸には2000羽を越えるオオワシが集まってくるそうです。
このように、カラスのように電信柱にとまっていてもやはり貫禄があります。
私が車を止めそろりそろりとカメラを持って近づいても何も動じず私の存在を無視し遠く知床連山を眺めているのでした。
私もオオワシになって大きな翼に風を受け雪に覆われた白い知床連山とオホーツク海をみてみたいなぁ。
500円を払って知床自然センターのダイナビジョンでそれっぽいことは体験できますけど・・・

http://www.shiretoko.or.jp/information/dynavision.htm

ビートの種まき 2007年03月11日
斜里の畑はまだ一面雪で覆われていますが、農家では早くも春に向けて砂糖の原料ビートの種まきが始まりました。
私は今回アルバイトでこの作業を初めて体験したのですが、遠い昔から行われている種を蒔くという作業がシステマチックな流れ作業になっていたのにはおどろきでした。
いかに効率よくたくさんビートを植え付けるか誰かが苦心して考えた道具やマシーンたち。
その作業を言葉で説明するのは難しいのだけれど、1400粒の種を蒔くジャバラ状苗床のペーパーポットなるものに土を入れるマシーンその名も“トントン”やいっきに1400粒の種を蒔くすぐれ物“はや蒔きくん”などが細かく困難な作業をスムーズにしていました。
一枚のペーパーポットに1400粒の種が蒔けて、それが一箱30セット入っていて、その箱を約25箱やったからざっと1050000粒の種を2日で蒔いたわけだ。
半端ではない数の種。そしてそれを植える土地がここ北海道にはあるのだ。
大規模農業の一面をかいまみました。

オーロラファンタジー 2007年02月22日
夜にウトロで仕事があったついでに、オーロラファンタジーを見てきました。

知床で暮らして8年。パリの人がエッフェル塔に登らないのと同様(?)、私もオーロラファンタジーを見たことがありません。
どうせパチンコ屋さんのレーザービームが夜空にバババッという感じでしょ?わざわざ見る程のものでもないんじゃない?ぐらいに思ってたんです。

会場についてみると、平日だというのに、階段状になっている立見席に300人程が立っており、オーロラが現れるだろう方向に向かい混声合唱団のように並んでいる。
時間になると小さなモニターで知床の自然を紹介するスライドショーが開始。
小さいと言ってもたぶん100インチはあると思うけど、なんせ会場が広すぎるので小さく見えてしまう。
スライドショーは10分程で終了、暗くなったかと思うと、NHKスペシャルみたいなナレーションが入り、大音響と共にいきなりオーロラが出現。

その瞬間、私は「なめてました。ごめんなさい!!」
と声に出して謝ってました(いったい誰に?)
いやぁ。凄い迫力。そして美しい!!
これは一見の価値ありです!

時間は20分くらいでしょうか。
オーロラもなめていたのですが、格好もなめていたのですっかり足の指がすっかりしもやけに。

この季節知床を訪れる方は、万全の防寒対策でオーロラファンタジーを見るべし!

トラクター救出! 2007年02月18日
先日の大雪で冬は除雪に奮闘するトラクターくんが雪に埋もれてしまいました。
この暖冬の影響で重く湿った雪が四方をふさぎおまけに一度解けて固まった氷がタイヤに張りついている状態。
近所の住人を呼んで人力スコップで雪をかき分け、
じょうろにお湯をくんで氷を溶かし
約1時間かけて大人4人でようやくトラクター救出!あぁいい汗かいた。
トラクターならこの程度の雪ならアッと言うまにかたずけてしまうのに・・・
車がはまってトラクターに救出してもらったことは何度かあるけれどトラクターを救出したのは初めてだと住民O氏が言っておりました。

温暖化? 2007年02月06日
流氷の様子を見にウトロのプユニ岬に行ってきました。
写真の右側に見えるかたまりが流氷です。
私にとっては初流氷!がしかし、これっぽっち?
ウトロの自然ガイドさんが言うには、例年だとこの時期にはもう流氷は岸に到達していて一面真っ白になるそうです。
これも温暖化の影響なんでしょうか?
あぁかなしいなぁ・・・・
暖かくて過しやすいと喜んでばかりもいられないと、この美しい景色を見て思たのでした。

一足お先に春 2007年01月31日
山菜のトップッバターは雪をかき分け出てくる“ふきのとう”と思いきやここ来運では、地元で水菜と呼ばれる“クレソン”がトップバッターです。
長靴をはいて真冬の沢に入るのは少し気合がいりますが、来運の名水の湧き水が流れ込み冬でも一定の温度が保たれ、もじゃもじゃ生き生きクレソンが育っています。
クレソンを採りながら来運の名水でさっと洗ってほうばると何とも言えない爽やかなにがみが口いっぱいに広がります。これぞ“春の味”と私の体のなかに早くも春がしみわたりました。
これからはサラダが食べたいと街に下りて高いレタスをスーパーで買わなくてすむぞと想いながらウキウキした気分もまた春っぽい。

知床斜里駅 2007年01月24日
知床斜里駅のホームになにやら変なものがぶら下がっているのでよーく見てみると、それは“棒たら”!!
棒たらは斜里町の特産品の一つ。新鮮な助宗(スケソウ)鱈を陸揚げした後、頭と内臓を取って寒風にさらし干したもの。今でも京都方面に多く出荷されているそうです。
駅員さんに聞いてみると毎年この時期になると駅利用者や観光客むけにホームに棒たらをぶら下げているとのこと。知床斜里駅に降り立つと港を連想させる魚と潮の香と棒たらが駅利用者を出迎えてくれるこの演出はうら淋しい冬の斜里町らしさがよく出ていてとても良いと思います。
駅から10分も港へ向かって歩けば水産加工場があり本物の棒たら干し場が見ることができます。頭上に広がる大量の棒だらが並ぶ景色は圧巻。